こんにちは!はちかづき法律事務所、弁護士の塩見恭平です。

法律事務所のホームページや紹介を見ていると、「受任率(相談から依頼につながった割合)」という言葉を目にすることがあるかもしれません。

数字だけを見ると、高いほうが「人気の事務所」という気がしてしまいますよね。受任率で査定が決まる大手事務所もあるとかないとか・・・

ですが、弊所の年平均受任率は3割から5割ほど。実は、お越しいただいた方の半分以上は、「ご依頼」という形をとらずにお見送りしています。

「せっかく相談に来てくれたのに、どうして?」と思われるかもしれませんが、これこそが、弊所において相談者の方一人ひとりと誠実に向き合った結果、たどり着く納得の数字です。


「まずは相談だけで十分」な場合が意外と多いのです

法律トラブルの中にいると、「すぐにでも弁護士を立てなきゃ!」と焦ってしまうものです。しかし、じっくりお話を伺ってみると、弁護士が表に立たなくても、法的なアドバイスをお伝えするだけでご自身で解決できるケースもたくさんあります。

「今の状況なら、この書類を出すだけで大丈夫ですよ」 そんな一言で、お顔がパッと明るくなって帰られる方もいらっしゃいます。必要のないご依頼を無理にお勧めしないこと。それが、私たちが一番大切にしている誠実さの形です。

「二人三脚」ができる関係かどうか

弁護士と依頼者様は、解決まで長い時間を共にするパートナーのような存在です。そのため、お互いの「大切にしている考え方」が合うかどうかは、とても重要なポイントになります。 解決へのアプローチや、コミュニケーションの取り方など、どうしても弊所のスタイルが合わないと感じられる場合には、あえて受任を控えることもあります。それは、依頼者様にとって「もっと最適なパートナーが他にいるかもしれない」と考えるからです。

費用以上のメリットをお返ししたいから

法律問題には、残念ながら「弁護士費用を支払うと、手元に残る金額が少なくなってしまう(費用倒れ)」というケースも存在します。 相談者様の利益を守ることが私たちの仕事ですから、金銭面で折り合いがつかない場合に、無理にご依頼を促すことはありません。正直にリスクをお伝えし、最も損のない選択肢を一緒に考えるようにしています。


3〜5割という数字は「誠実さのバロメーター」

こうした判断を一つひとつ積み重ねていくと、最終的な落ち着きどころとして、受任率は自然と3割から5割に収まります。

私たちの仕事は、無理に事件を引き受けることではなく、相談に来られた方の不安を少しでも軽くすることです。

「相談したら、必ず依頼しないといけないのでは……?」と不安に思う必要はありません。まずは、あなたの今の荷物を少しだけ降ろしに来るような気持ちで、お気軽にお話しを聞かせてくださいね。