ゼミや講座・単発の講義を聞いてくださった合格者のこえの一部をご紹介いたします。
第1 ハコ思考ゼミの講義内容
1 各科目の視点(意識する点)を確認する
各科目の注意点(民法の要件事実的思考)や答案の書き方(法令違憲適用違憲)などにつき、明文又は図で示していただけました。受験生が無意識のうちに書いているようなことかもしれませんが、それを視覚で認識できるようにすることで、忘れることの無いようになりました。
当たり前のことを当たり前に書くことができない状況に陥りがちな本試験時に、そのレジュメを見返すことで、意識して書くことができたと考えています。
2 設問の解説
過去問を使用して、問題文・設問の読み方や争点(論点)の確認を行いました。先生や他の受講生の思考の流れを確認できるため、自身の思考パターンのうち、良くないところを修正しました。
3 答案添削
添削された答案を見ながら、全受講生分の矯正を行いました。ロースクールの定期試験や答練では、ただ赤文字の添削が入って返ってくるだけで、なぜそのようなコメントがされているのか分からないことがありました。ですが先生に、なぜ自分の意図が伝わらなかったのか、またその改善方法を聞くことができるので、次回以降の答案作成ですぐ修正することができました。
添削では、形式面も見ていただけたので、答案の内容だけでなく読みやすさの改善もすることができました。多くの答案を読む採点委員に、ストレスなく最後まで読ませるという点で、答案の読みやすさは重要であると思います。
第2 ハコ思考ゼミで成長できた点
1 答案を書くときに意識すべき点と弱点が明確化する
「短く、分かりやすく書く」ための改善点を、意識できたことが最大の成長点です。短答合格レベルでの理由付けが足りていないであるとか、引用事実の少なさであるとか、全科目を通してみていただけるので、自分のそもそもの弱点を見つけやすいと思います。
2 「一応の水準」のレベルを掴むことができる
先生の参考答案と、受講生の答案を全て見比べていくことで、「一応の水準」とはどのレベルのものなのかが、よく分かりました。ゼミを受講するまでは一応の水準といってもハイレベルのものだろうと考えていましたが、択一合格レベルでも全科目の「一応の水準」を揃えることは十分可能であると分かりました。
一応の水準が分かるようになって以降、意識的にメリハリをつけて答案を書くことができるようになりました。
3 基礎ができるようになるので、応用が利く
問題文の分析方法や書き方の基礎が固まるので、応用的な設問が出ても最低限のラインを守ることができるようになりました。
個人的には、今年度の憲法が特にそうであると感じました。
第3 塩見先生の人となり
1 話しやすい
先生ご自身が試験で失敗した不合格の苦しさを知っておられるので、苦しい受験生の悩みをスッと分かってもらえ、話しやすい先生です。
特に年末、苦しくなって勉強にあまり集中できなくなった頃に「そろそろしんどいゼミと先生のご紹介でしょう」と言っていただけたのは気が楽になりました。
2 熱血や情熱を前面には押し出さない
体育会系の雰囲気ではなく、気持ちが沈むときは沈めばいいというスタンス(と私は思っています)なので、気持ちが楽でした。また、メンタル部分の相談をとてもしやすかったです。情熱だけではどうしようもないくらい落ち込んだ時は、そういった先生の存在が本当にありがたかったです。