こんにちは!寝屋川市のヘルパー弁護士、はちかづき法律事務所の塩見恭平です。
近隣問題って難しいですよね。
騒音問題、悪臭問題、土地利用などの相談をよく受けますがなんとも。
アドバイスの内容は基本的に、
①客観証拠を集めること
②第三者を巻き込んでの話し合いをすること
③最終的には離れること
というのが多いですね。順にみていきます。
①客観証拠
録音録画など、最近は証拠収集の手段が増え、証拠を作りやすくなっています。
騒音計など、自治体から借りることもできるので、証拠を作ることで②がやりやすくなりますね。
騒音を出してると言われている側でも、防音マットなどの対策をとっていることを写真撮影し、証拠作りしておくことが大事です。
②話し合い
弁護士もそうですが、マンションなら管理組合、戸建てなら自治会、その他、警察やもちろん弁護士など、第三者を巻き込むのは大事です。
当事者同士だけでの話し合いだとまず間違いなくこじれます。
後は、(あまりいい表現ではないですが)被害者ポジションを確保することが大事かと思います。
第三者を味方につけて、相手を「説得」してもらう方向で進めると(一般的に)有利に進みます。
有利に進んでも③の状況に陥ることがままあるのが、近隣問題の恐ろしいところですが…
③離れること
弁護士が関わり、法的に事件が集結しても、結局問題は「近隣にすんでいること」なんです。
感情的な軋轢が生まれてしまうとやることなすこと腹が立つ、ちょっとしたことでまた紛争が起きるということになります。
その場合、相手の性格を変えることは難しいので、紛争がおさまらない場合は最終的には転居するということが抜本的な解決になります。
もちろん、オススメしているわけではありませんが…
とかく、人の世は住みにくい。。。