こんにちは!ヘルパー弁護士の塩見恭平です!!

本日は気になったニュースをご紹介。

介護福祉士と保育士、厚労省が資格統一を検討

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2468972.html

>高齢化によって懸念される介護職員の不足など福祉分野での人材不足に対応するため、厚生

>労働省は介護福祉士と保育士の資格を統一する検討を始めました。

とのことですが、単に資格を統一したとしても、賃金や労働条件をよくしないかぎり、職員の増加は見込めないのではないかと思います。

平成27年4月から(また)介護報酬が改定され、介護関係の方々がその対応で必死な現状を見ると、当該検討は方向がずれているのではないかな、と感じます。

立法分野の話になってしまいますが、より良い介護を行うためには、労働に見合う報酬が支払われる必要があると思います。

介護と法律の現場を両方見ている人間として、何とか現状を変えて行ければいいなと思っております。

法律家はどうしても事件が起こってしまってから関わることが多くなりますが、介護分野については問題が生じる前に介入できる余地が残っている(後見や財産管理契約、遺言などが典型ですね)点で、やりがいがあると思っています。

介護にかかわる方々の状況を好転させることで、介護を受ける側の利用者さんたちがより良いサービスを受けられるようになることを祈念し、微力を尽くせれば幸いです。