ご無沙汰しております。
ごくごく一般論ですけど、人にお金を貸すときには、あげると思って貸した方が精神衛生上良いです。
債権を回収するには大雑把に
①立証のハードル(本当に貸したか)
②回収のハードル(相手から取ることができるか)
という2つのハードルがあり、そんなに簡単ではありません。
①を補強するために、借用書などの「確かに貸した」という証拠(録音などでもいいですが、できれば紙媒体)を、
②を補強するために、保証人や抵当などの担保を、
それぞれ取っておくと回収の可能性は多少高まります。
とはいえ、「無資力の抗弁」は最強という諦めに似た格言もある(?)ように、ない所から取る作業は本当に難しいです(無理とは言いませんが
勘違いされている相談者様も結構いるのですが、裁判所は回収の手伝いをほぼしてくれません。
執行手続もびっくりするほど使いにくくて(2020年4月施行の民事執行法の運用が固まれば多少ましになるかもしれませんが)、どうにかならないかと日々悩んでおります。
人からお金を回収するのって、結構大変なんですよね。
げんなり。
ですので、個人的には、人にお金を貸さざるを得ない時は、返ってこないことを前提にあげるつもりで貸す。返ってこないと困る額は貸さない、ということが大切だと思っています。
貸す前に一回冷静に考えてください。
もし返ってこないのであれば、ご相談ください。
一緒に回収の方法を考えましょう!